ボディランゲージの重要性

どうも、今回は人間関係を交流分析の視点で「ボディランゲージ」を見ていきたいと思います。

 

 

 前回も交流分析については少し解説しているので、おさらいしましょう。僕たち人間はみんな3つの自我を持っています。その自我は「親」「成人」「小児」です。

 

 この自我をもとに会話をします。大人になると基本的には「成人」ー「成人」の会話が多くなります。問題解決を優先するからです。「鍵をなくしたのだけど、見ていないか?」と聞くと、「さっき机の上で見ましたよ」と会話するような感じです。

 

 しかし、「鍵をなくしたのだけど、知らないか?」と聞いた時、相手がイライラしていたら、「そんなの知らねーよ、人に聞く前に自分でちゃんと探せ」言われるとします。この場合は「親」-「小児」の会話に該当します。同じ状況でも自分たちの心境で自我が変わることがわかります。

 

 交流分析はこのような視点で人間関係を見ていきます。ポイントは3つの自我ですね。しかし、ややこしいことに表面上は「成人」-「成人」で話しているのですが、心のなかでは違うということが往々にしてあるのです。

 

 

 そこが人間関係の難しさでもあるのです。内面でその人をジャッジしている自我は「小児」なのです。「また、会いたいな」とか「もう、会わなくていいや」とかを判断しているわけです。

 

 

 そのため、相手の「小児」訴えかけるようなふるまいをしなければいけないのです。いくら「成人」-「成人」の会話をしても、相手の「小児」の自我が受け入れてくれなければ意味がないのです。

 

 

 ごくまれに「成人」の自我が「小児」の自我を超えて人間関係を判断します。それは相手と関係を築くことで自分にどのようなメリットがあるかを判断する場合です。例えば、コネを作るとかです。しかし、長期的に続く関係ではないですよね。

 

 自分が仲がいい友達がどのようにできたかを考えてみてください。何か知らないうちに仲良くなっていませんでしたか?明確な理由がないと思います。

 

 

 それは自分の「小児」の自我が知らないうちに判断しているからです。

 

 

 この「小児」の自我に魅力的だと判断させるために、「ボディランゲージ」を使いましょうということです。

 

 

「ボディランゲージ」

 

 

 そもそも、「ボディランゲージ」とは何なのか?聞いたことある人は少ないと思います。「ボディランゲージ」とは名前の通り、動作のことです。この動作を意識することで魅力的人間に見せることができます。姿勢・アイコンタクト・歩き方・動作・ジェスチャー・などこのあたりはすべて「ボディランゲージ」です。

 

 いきなりですが、「メラビアンの法則」を知っていますか?「メラビアンの法則」とは人間は相手を判断するときに3つの情報を用います。その3つは「視覚情報」・「聴覚情報」・「言語情報」です。割合は「視覚情報」55%・「聴覚情報」38%・「言語情報」7%です。

 

 このことから我々人間は相手の話す内容よりも、見た目や動作で判断しているのです。だから、第一印象が大事とかよく聞きますよね。そこで「ボディランゲージ」の重要性が理解できると思います。

 

 ほとんどの人が会話の内容を重視していたと思いますが、実はその逆で会話の内容よりも「ボディランゲージ」を重視するべきなのです。僕が思うにこの「ボディランゲージ」が「小児」の自我に触れて、魅力を感じるのではないかと考えます。言語よりも非言語です。

 

 つまり、会話に自信がなくても、「ボディランゲージ」を駆使すれば、どのような相手にも魅力的に思われることも可能です。僕は職場で「ボディランゲージ」を意識することによって、上司から褒められて、頼りにされることが増えました。

 

では、この「ボディランゲージ」を身に着けるにはどうすればよいのかを話します。

 

 魅力的な「ボディランゲージ」を身に着けるのために、僕が行っている方法を

モデリング」です。

 

 

 

映画俳優や身近にいる魅力的な人の「ボディランゲージ」を観察して実際に真似るのです。

 そうすれば、自然と自分も魅力的な「ボディランゲージ」を身に着けることができます。身近に魅力的人がいない場合は、映画俳優のインタビューシーンを中心に観察してください。

 

 演じているところよりも、インタビューシーンのほうがいいです。僕がモデリング知っている俳優は「コリン・ファース」や「ブラットピット」です。二人とも非常に魅力的「ボディランゲージ」です。

 

 「モデリング」するときは、ただ見ているだけでは意味がないですよ、もちろん。

このアイコンタクトは力強いなとか、このジェスチャーいいなとか、低音で心地よい声だなとか、とにかく自分がかっこいいと思う部分を観察して真似していく。

 

 これで自然と魅力的な「ボディランゲージ」を身に着けることができます。ぜひ参考にしてください。

 

 

 

 

まとめ

 

 

 魅力的な「ボディランゲージ」を身に着けることができると、相手の「小児」の自我に魅力的だと思わせることができます。

 

 その結果、誰にでも好かれるようになります。会話が苦手な人でも実践ができるので、苦手な人はぜひ、「ボディランゲージ」の勉強をしてみてください。そして、「ボディランゲージ」を理解すれば、どの人が魅力的で魅力的でないかもわかるようになっていきます。

 

 

 そうすれば、人間関係に苦労することが減っていきます。

 

 

 最後まで見ていただきありがとうございました。