無意識の活用

 

どうも、レノンです。今回は無意識の活用方法について書いていこうと思います。無意識は以前にもお話した通り、過去の記憶や体験に基づいて形成されています。そして、「快」を求めて「痛み」を避けるという脳の性質が基盤にあります。

  

 つまり、無意識は自分にとって都合の良いものをプログラムとして取り入れるのですが、厄介なことにそれを僕たちは選択できず、知らない間に形成されて、良いプログラムはいいのですが、悪いプログラムには踊らされてしまうのです。

 

 

 それで今回は無意識に形成されるプログラムを自分の意志で形成できる方法を説明していきます。

 

 まず、「意識」と「無意識」の違いについてです。「意識」は自分で思考していることであり、自分の言葉です。どういうことかというと、「今日は勉強しよう」と決意することは意識です。自分で行動を選択して、何をするかを決意する。この段階では言葉だけで行動はしていないです。「意識」でどれだけ決意しても行動をしていないので何も変わりません。

 

「無意識」は身体で感じてような感覚です、実際に行動するのも「無意識」の力です。仮に「今日は勉強しよう」と決意しても「無意識」が勉強するのを拒んだら勉強しません。

 

 いかに「無意識」をその気にさせるかがポイントなのですが、それが難しいのです。「無意識」は過去の経験・記憶から形成されるので、この場合は自分が勉強しないことにより何か得をした経験がないかを発見しなければならないのです。

 

 ものすごく大変な作業になりますが、いつもやろうと思っていても、行動できない場合は行動しないことによるメリットを考えることで何かしらが見えてきます。だって、脳は「快」を求めて「痛み」を避けるのですから。

 

 このことからもわかるように「意識」よりも「無意識」のほうが強いのです。考えてみればわかるのですが、「意識」はその時に自分の判断ですが、「無意識」は今までの過去の記憶・体験がもとで形成されているのだから当然強いのです。

 

 

 ちなみに依存症の場合は「快」と「痛み」の共存ではより強く感じる方に行動する。このことに基づいています。タバコをやめられない人は健康を害することはわかっているのですが(痛み)、それを上回る満足感や喫煙所で人と話ながら吸う一服に快感を得ています(快)。

 

 このように「快」と「痛み」の共存はより強く感じる方に行動するのです。

 

 

この性質を利用して「快」が強く感じる良いプログラム・習慣を身に着けていくことができればいいのです。そのためにも自分の行動原理を把握して、今、現在自分がよくないと思っているもしくはやめたいと思っている習慣を考えてみてください。

 

 

 考えましたか?そうしたら、なぜ自分はその習慣をするのか、いつからやっているのか?を考えてみてください。それを行うことでの「メリット」「デメリット」を考えてみてください。そうすれば、「快」と「痛み」はわかります。

 

 辞めたい習慣は「痛み」をよくイメージして考える。続けたい習慣は「快」を全面的に取り入れるよう考えてください。

 

 以前、脳は現実とイメージの区別がつかないと説明したと思います。つまり、自分のイメージを明確にして現実に近づければ近づけるほど脳は錯覚を起こします。そして、そのイメージに現実を近づけようとします。思考は現実化するですね。

 

 これさえできれば理想の自分に近づくことができるし、「無意識」に振り回されることもなくなります。ちなみにイメージすることも大事ですが、それよりも手っ取り早いことがあります。それは実際に行動してリアルに体験することです。実際に行動して経験した感動体験に勝るものはないのです。

 

 ですがなかなか難しいと思います。そこでイメージをして脳を悪い言い方ですが騙すのです。こうすれば行動できることができて感動体験を味わうことができます。

 

 

 イメージすることで脳を騙し、無意識に働きかけることで無意識を有効活用できます。

 

皆さんもぜひ意識してみてください。

 

 

今日はここまで。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。